今世界で注目されているSDGs
今回、「大人が本気で取り組むアップサイクル」として
岡山から【地球にやさしい】スマホケースをお届けします。
“可能な限り革を使う”に挑戦し、革端材とトコ皮でお洒落な手帳型ケースを作りました。

1、作品テーマ
革端材を使って普段工房で作っているジャンルの作品を作る

2、テーマにした理由
工房で一番勿体無い消費しきれない革端材をダウンサイクルせずに商品にしたかった
2016年に一度チャレンジして商品化まで行かなかった事へのリベンジ

3、使ったものと使う為の工夫
材量
・革端材
・トコ皮（イタリアのショルダー部位のトコ皮）

5年前に出来なかった理由
①端材毎に厚みが異なる為使えない
②端材を縫い合わせる技術を持つ者が限られる
③縫製の工数が大きく加工費単価が高すぎた
④手帳ケースを曲げた時に合わせ目が開き安っぽく見える

対策と対応
①に対して　バンドソー（漉機）
　３年前に導入し小さなサイズの物も加工出来る様になった
②・③に対して　技術レベル
　フリーハンドでミシンを踏める者が育っていた
　5年前はトコ皮が硬く難しかったが、しなやかなトコ皮を入手出来たので難易度が下がった。

③・④に対して　設計変更
　革のパーツの分割数を少なく・表と裏で分割数を変える・分割を大きく、曲がりの部分にミシン目が掛からない分割パターンを引く

〇ショルダーのトコ皮
ベース素材はトコ皮を使っています。
皮は、毛の生えていた部分（銀面）を持ち、強度のある一般的に皮と呼ばれるものと余りのトコと呼ばれる強度の弱いものがあります。トコ皮は基本的に廃棄されたり見えない所（靴の中敷きなど）に使われる事が大半です。
トコ皮は繊維の締まりが弱く、おなか周りに近づく程さらに悪くなります。
日本の皮の大多数は背中で割った半身の皮なので、締まりの強い部分だけを取り出すのが難しいですが、イタリアの皮はお腹で割って開いた一枚皮から背中の締まった部分だけを取ったショルダーと呼ばれる皮があり、比較的強度があるトコ皮になります。
直接、現地のタンナーさんと話し、仕入れを繰り返して選んだ自慢の素材です。
一枚の皮でも厚みが違う為、薄い部分でも使えるよう開発し、その中で得られたトコ皮の厚みのある部分を今回使用しています。

〇素材の強度UPと中芯のない加工方法
トコ皮にレザーを張ることで、銀面がなく弱かった部分を補っています。
さらに、生地を使った手帳型ケースが中芯や敷き紙を使って作られますが、紙を使わない2層構造なので大幅な加工工数の削減、生産過程で大量に水を使う紙を排除しています。

〇カードポケットもアップサイクル
ポケットの設計を一枚皮から三枚皮に変更し、サイズ不足で廃棄待ちだった端材を利用できるようにしました。


<< 使用素材 >>
表地：革端材 姫路レザー
裏地：トコ皮 イタリア製ショルダー 100%皮
カードポケット、ベルト：ヌメ皮（栃木レザー・イタリアンレザー）
ケース：ポリカーボネート

<<パターン>>※オプション選択にてお選びください。
・パターンA（右下ピーチピンク）
・パターンB（右下ベージュ）
・パターンC（右下ライトグレー）

< ストラップ オプション >※オプション選択にてお選びください。
< カラー >
・ベージュ
・ライトグレー
< ストラップタイプ >
・調節可能ロング
・ストレート
・ループ(手提げタイプ)
※金具カラー：シルバー
※有料オプションになります。
※ストラップ希望の場合はストラップ穴が上下2コつきます。

<<対応機種>>
iPhone / Xperia / AQUOS …その他多数
詳しくは
【取り扱い機種一覧表】

をご覧ください。

●お客様の機種に合わせてカメラ穴をお開け致します。
●ご使用のスマホの機種のご確認をお願い致します。
　機種はスマホ内の「設定」→「一般」→「端末情報」→「機種名」でご確認いただけます。
●オプション欄に必ず【機種】をご連絡ください。


購入の際の注意点
＊商品のお色はPC環境によって多少色合い、見え方など違ってまいりますのでご了承下さい。
＊必ず【機種】の記入をお願いいたします。
＊オプション選択にて、必ず【パターン】【ストラップ オプション】の選択をお願いいたします。
＊糸は全て金糸で縫製しております。

●発送及び連絡につきまして
休日：土・日・祝祭日　年末年始・ゴールデンウイーク・お盆
※休日の発送及びメッセージ返信はしかねますのであらかじめご了承くださいませ。