京都ものづくり紀行　クリエイターコラボ企画の共同制作作品

【コラボレーション作品】
革裁ち包丁　レザークラフトナイフ　京焼・清水焼　竹節柄


『鍛接・鍛造』火造りによる手打ち革裁ち包丁作家　　yoki
『京焼・清水焼』繊細な薄作りの器を作る　　　　　　柴田窯　柴田恭久




＜その他のコラボレーション作品　　革裁ち包丁　竹節柄＞
www.creema.jp/item/16948287/detail　青竹
www.creema.jp/item/16948328/detail　真竹（先白タイプ）
www.creema.jp/item/16948331/detail　布袋竹
www.creema.jp/item/16948333/detail　真竹（まっすぐタイプ）
www.creema.jp/item/16881132/detail　青竹（先白タイプ）




【 京焼・清水焼製　柄　　柴田窯　柴田恭久制作 】

京焼柄の材質：　半磁器土


〇yokiさんと何度も意見交換して作り上げました

革裁ち包丁の柄を作るというお話をいただいた時に一番最初に難しいのでは？と思ったのは「強度」の問題でした
普段京都で使う粘土の中から「柔らかい土の風合いと磁器のような硬さを持った半磁器土」を選びyokiさんに強度テストをしていただきました！
初めに相性が悪いと思っていた【割れない鉄と割れる陶器】も革包丁の使用には問題ないとの結果でコラボレーション制作を進めていけることとなりました

今回のコラボレーションで僕が一番大事にしたところは「お互いの作家が持っている作りたい作品の方向性や雰囲気・こだわりの部分を作品で表現したい」ということです
yokiさんの作品に取り組む姿勢や考え方、作品自体に出ている作家さんの雰囲気なども含めて形にできないかと考えました
色々とお話しさせていただいたり、お仕事を見せていただいたりして全体の作品の構想を練っていきました

アイデアがまとまるとお互いに試作を重ねて完成度を上げていくという作業をしていきました
作家さんにはそれぞれやり方があると思うのですがyokiさんと僕は同じタイプのようで試作を作りながら様々な技法やバランスを考えていく方法で、納得が出来るまで試していくという感じです

それぞれの分野には特に意見せずにお互いが作っては感想を言い合うというやり方で少しずつ進めていきました
結果的にそれぞれ技術的に難しい事やできない事もあったと思いますが試作を重ねるたびに改善され作品の完成度が上がっていきました
その過程は作り手として本当に贅沢な時間を過ごさせていただいたと思っています


全体像を決めてあとはそれぞれの作家が思いのまま作るというコラボレーション作品が完成しました





【 革包丁　yoki制作 】

革裁ち包丁（片刃 / 右利き用）
Japanese leather craft knife / right-handed


柄 :京焼・清水焼　竹写し
刃 : 安来鋼白紙1号 × 極軟鉄（鍛接）
ヒルト : 真鍮

size
刃幅 : 31mm
刃厚 : 1.5mm〜2.7mm
全長 : 177mm
重量 : 121.0g

ヒルトは見た目のデザイン性の他、重心のコントロールや湿気・水の侵入を防ぎ茎（なかご）の腐敗を防ぐ機能的役割があります。（腐って刃が抜けることがありません）
※茎…中子とも書きます（柄内部に挿している部分）

made in japan
日本手作



◎本作品には　専用の木箱
　　　　　　　専用の牛革袋　　　（yoki制作）
　　　　　　　専用の牛革刃カバー（yoki制作）が付いています


yokiさんのサイトでも同時販売していますので時間差で在庫がない場合がございます